予選トップタイムはなんとミハエルシューマッハ。
なんと69回目のPP。

カムバック後初のこの快挙、本来なら大喜びするところなのだが、実は前レースのペナルティーでレース時は5グリット降格。
6番手からのスタートとなる。

グリッド降格はあるものの、PPを取ったという事実は変わらない。
しかもモナコで、だ。

多くのF1好きにとって、モナコが特別な場所であるように、モナコでのポールもまた特別だろう。

モナコが特別という意味は、別にもあって、F1ではモナコでレースすること自体が特別なのだ。
F1ではレース距離は305km以上とされているが、モナコだけは例外で260km以上となっている。
モナコのコース長は3340mなので78周だ。
この260kmというレース距離さえ、実はモナコありきで決められている。
コース幅が狭く、コース距離も短いモナコの市街地コースではF1といえども超高速で走ることはできない。
今年のシューマッハのタイムは1’14”301であるが、平均速度にすると161.8km/h程だ。
レースでのペースは当然もっと落ちる。

F1は既定周回数を走り切るか、スタートから2時間が経過するとレースは終了する。
305kmでは既定周回数を走り切る前に、2時間が経ってしまうという実に中途半端な幕切れになってしまう。
だからモナコのレース距離は、F1が2時間以内で走りきれる距離に合わせてあるのだ。

とはいえ、出口の見えないトンネル内をフルスロットルで駆け抜けたり、ウォールぎりぎりにまで迫る迫力ある走りはここでしか味わえない醍醐味だ。



インタビューで改めてみたシューマッハはすっかり大人になっていた。